石油をはじめとする化石資源はいづれは枯渇し、また、原子力発電のウランなどの鉱物資源においても同じく有限な資源であって、枯渇する資源です。
石油資源はあらゆる分野において便利さ与えてくれはしたものの、エネルギーとして利用すれば二酸化炭素を排出し、製品では廃棄物として環境に悪影響を与えるものです。 また、資源のピークを期に価格の高騰も必ずや訪れるものです。
原子力においては、安全利用といわれているものの、再処理工場、高速増殖炉、地震・津波への原発対応等への危険性、使用済み核燃料の安全な保管にも長い年月と莫大な費用が掛かります。
こうしたことを踏まえ、また地球の住人として自覚を持ち、私たちは自然のエネルギーを利用した営みを進めていくことが、自明の理とされます。
私のところは先祖代々受け継いできた山林があり、先祖が大切に育ててきた木材を利用して住まいをつくっています。
また、建築としての木材の他、燃料エネルギーとなる薪になる木材も山にあります。
その木材(薪)を、給湯や暖房のエネルギーとして利用し、同時にそれらの設備を備えた利用者に安価な薪の供給体制も築きます。
私どもは「太陽光」「風力」「小水力」「重力」などの自然エネルギー利用などについても日々研究努力を積んでいますが、ここでは私どもの一番の持ち味である「森林・木材(木質バイオマス)」におけるエネルギーを、特筆して取り上げています。